メゾネット型集合住宅   飛鳥   2008.03完成

 

            外観

 

完成した外観です。今回の基本設計は、「高館シェルター」のときお世話になった「アトリエ105」さんです。

駐車場は広く、各世帯ごとに2台は置けるようになっています。

高断熱・高気密・夜間電力の使用を有効利用するオール電化によって、光熱費の削減と環境負荷の低減を目指した集合住宅です。

 

 

         外観(玄関側)

 

北正面はホワイトやシルバー、コンクリートのグレー色が大部分を占めていて、非常にすっきりしたデザインです。

玄関ドアやポーチなどのアクセント色は大家さんが決めました。リズムのある外観に仕上がっています。

 

       外観(テラス側)

 

南側のテラスは、奥行きが柱間で4尺(1.2m)とっているのでゆったり物が干せます。冬でも1階のリビングに日差しが入るように、建物は南側の境界から離して計画されました。断熱・気密がしっかりしているので、晴れた日は冬場でも太陽熱だけで過ごすことができます。

写真のルーバーは中から開けられるようにしており、簡単に南庭に出ることができます。

 

 

 

        外観(管理人室)

 

手前の平屋は、大家さんが管理する部屋です。いろいろな作品を展示するスペースにしたいと考えているそうです。






これは玄関側の土間を施工している様子です。冬期は地下水の熱を利用して融雪する仕組みになっています。

 

 

 

                 玄関

 

この建物は2階建てで、一戸の中に階段を有するメゾネット型集合住宅です。上下階どうしの音を気にしなくてよいよう、この形に計画されました。

室内は玄関ホールを介して各部屋にアクセスする形式です。

 

 

 

 

         給湯器スペース

 

 給湯器は3人家族を目安に選定していますが、必要であれば追い炊きも可能です。

 

 

           台所

 

IHキッチンはそれぞれの住戸によって形は違いますが、2,000mm程度のものを用意しました。隣の住戸の生活音を緩和するために、各部屋には吸音板を施工しています。

 

           居室

 

居室には蓄熱式暖房機を用意しました。これも夜間電力を利用した経済的な設備です。

ちなみに高気密住宅で常時換気をしていないと、調理や部屋干しなどの際、ガラス窓や比較的地熱の弱い部分に結露が起きてしまいますので、住まわれている方は気をつけてください。電気代がかかるからといってスイッチを切らないでくださいね。