外観(リフォーム前)
現在父親が住んでいる家を、やがて車椅子での生活になっても困らないような家にしてほしいという要望から、リフォームが始まりました。
間取りを大きく変更するので、構造材と屋根だけ残し、床・壁・天井を解体します。今回2階は既存のままです。
骨組みが見えるまで解体したので、今までほとんど入っていなかった断熱材も外壁、床、天井と密に入れることができました。
断熱性が増すと単に熱が奪われにくくなるだけでなく、すきま風や室内の上下温度差が緩和され、より快適な暖房が可能になります。
外観(リフォーム後)
リフォーム完成後の外観です。玄関部分を一部増築する形になっています。
廊下
玄関から各室へとアプローチする廊下は、有効幅が1.7mほどあるホールにしたので、車椅子でも自由に方向転換できます。、またトイレ、洗面などの狭い部屋への出入りも楽です。
トイレ(リフォーム前)
リフォーム前のトイレの様子です。
トイレ(リフォーム後)
以前大便、小便と分かれていたトイレは一つにまとめてさらに大きくし、出入り口は開けやすい引き戸を付けました。
洗面室
洗面室です。洗面台も、フットレストが奥まで入る車椅子使用のものを選びました。
LDK
居間・洋間・台所・縁側と4つに分かれていた部屋を一つにし、16帖+収納の広いLDKに仕上げました。
LDK
反対側から見た写真です。床は全て耐磨耗性に優れた木質フローリングを用いて、実用性と居住性を両立させました。右のガラス戸の奥は既存の和室になっています。