空間のつながりと周囲環境に配慮した家   K邸   2006.05完成

 

 

 

           外観

 

正面から見た写真です。周りは低層の住宅が建ち並んでいます。






居間から南側の庭にアプローチできる縁側を設けています。施主さんは徐々に緑を増やしていきたいとおっしゃっていました。

 

        居間

 

居間は大屋根の軒裏部分を吹き抜けにして開放感を持たせています。

構造体である梁はあえて濃い色で塗装せず、木のぬくもりと軽さを出しました。床板も、一般的な合板ではなく、3

センチほどの厚みのある杉板を使用しています。





居間に設けた造り付けのAVラックは、途中で簡単な机に、台所付近では食器棚やカウンターへと変化しています。右には対面キッチンが控えています。










吹き抜けの窓からは、夜になると月明かりが差し込みます。





お互いの雰囲気が伝わるように、吹き抜けと2階の和室との間に障子の窓を設けています。細かく仕切られた部屋の集まりにしたくないという施主さんの要望を形にしました。

 

 

 

 

 

 

             台所

 

システムキッチンと造り付け収納です。電子レンジなどのスペースとして、窓下にもカウンターを設けました。

 

 

 

 

 

          趣味室

 

1階に設けた趣味室(ドラムの練習室)です。この部屋は玄関を通らなくても直接ガレージに出られる計画になっています。

外に音が漏れることを心配して遮音性能を高めた結果、部屋の大きさの関係で音が室内に反響してしまい、完成後に内壁に吸音効果のある建材を増し張りしました。予定外のハプニングでしたが、最終的には反響も抑えることができました。

 

 

 

            2F和室

 

2階の和室です。障子を開放すると、先ほどの居間の様子が分かります。

 

 

      2F和室・ホール

 

和室を開放すると、2階のホールと一体になります。

ホールは採光しにくい場所に計画しましたが、天窓からの明かりのおかげでさわやかな空間になりました。