リフォーム  耐震改修 O邸   2007.07

     外観(リフォーム前)

 

改修前の写真です。1階が鉄骨造の事務所、2、3階が木造の住居になっています。

写真の最上階のように突き出た壁は雨仕舞が難しく、雨漏りの原因になりやすい場所です。施主さんの家屋も雨漏りによって、1階にたくさんのしみができてしまっていました。

 

 

 

 

 

 建築当時は耐震に関する意識がまだ未熟だったために、筋交いの量が少ないだけでなく、耐力を充分に発揮できない配置の仕方も多々ありました。

私たちはこれらの問題を解決しながら、使い勝手の良い間取りに再構築することにしました。

 

 

 

 

外廻りの耐震補強を室内から写した写真です。耐震診断は、「木造住宅の一般診断法」に基づいて行いました。

外壁は耐震性の高い木質合板を全面に張り、内壁にも筋交をたくさん配置してようやく基準をクリアできました。その結果、住居部分は柱・梁と和室の一部だけ残したリフォームになっています。

 

 

 

       外観(リフォーム後)

 

完成後の外観です。南側テラスは大屋根と一体化してすっきりさせました。

 

 

 

       テラス

 

テラスはバーベキューをやるにはもってこいのスペースです。

 

 

 

           玄関

 

玄関の壁紙は石積調のフェイクです。ダークブラウンの家具や建具と合い、雰囲気が出ます。

 

 

 

 

       台所(リフォーム前)

 

        改築前の台所です。

 

 

 

      台所(リフォーム後)

 

部屋の形状や内装を変えることで、北側の台所もさわやかになりました。

 

 

          LDK

 

LDKです。

AV機器やメディアが納まるように、右に見える造り付け家具は以前より大きなものを製作しました。

 

 

           和室

 

居間と隣接した和室はホールからも直接アクセスできるようにし、用途が広がりました。

収納も以前より多く取っています。

 

 

 

        寝室

 

1階の寝室は、2つ続いた座敷の片方を改造して設けました。縁側にあたる空間はそのまま残し、テラスからの鑑賞スペースとして役立っています。

 

 

               納戸

 

 寝室に続く納戸です。このような収納スペースは各所にたくさんとることができました。

 

 

 

         子供部屋

 

2階の子供部屋です。3室を2室に統合し、生活に合わせて各部屋の間取りを広くしました。