明治時代の離れを再生   T邸   2005.10完成

 

 

     外観(リフォーム前)

 

改築前の写真です。遠めにはわかりませんが、建物の歪みや経年劣化は相当なものでした。この明治時代からの建物を保存しつつ、施主の母親がくつろげる離れに改造することが今回の改修工事のテーマです。






布基礎を施工するために、建物自体を1mほど持ち上げている写真です。

 

 

 

      外観(リフォーム後)

 

屋根の色もこげ茶色にして、落ち着いた雰囲気になりました。




障子にはめ込まれた化粧ガラスは、同時に行った住居の改築の際にいらなくなった障子から抜き取ったものを再利用しました。やんわりとした灯りが、格別な味わいをかもしだしています。

中庭を挟んで、居間からこの景色が眺められるというのがミソです。

 

 

 

 

 

         廊下 

 

 

離れの廊下です。屋外に面した引き戸や網戸は戸袋の中に全て収納できるので、夏などには開放的な空間になります。






障子と引き戸を開け放った様子です。もともと畳部屋でしたが、無垢のヒノキの板を使った板の間に変えました。

 

 

 

 

 

室内の造作はできるかぎり残し、塗装や左官塗りでよみがえらせました。

 

 

 

 

 

  最初とは逆に、離れから居間を見た様子です。